*Snowdrop*
『日々是妄想』
黄色いコックさんの幸せを願う主腐の妄想日記v
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作業場の鉄筋に必死に掴まって揺れがおさまるのを待っていた両親と伯母。
すぐにはどうしたらよいのかわからず茫然としたそうです。
津波警報が聞こえたが、その放送はこれから起きるであろう事態の予想も全くできないような
ゆっくり、まったりしたアナウンスだったらしく「もう少し焦燥感を与えてくれる声色だったらもっと助かった人がいた」と母は言います。(でも、ゆっくりはっきりが基本なんだろうし・・・
母と伯母は「家が心配だからちょっと帰ってみる?」と自家用車に2人で乗り込み、父は翌日の出荷の段取りをして少し遅れてトラックで作業場を後に。
車中のラジヲから聞こえる緊張感あるアナウンサーの情報と、車同志すれ違った知り合いが「津波!でっけえの来るっつどっ!はえぐ逃げらいんっ!!」と血相を変えて叫び教えてくれたこと、信号が消え幹線道路がひどい渋滞で騒然としてる様子を見てようやく「ただ事ではない」と感じたそうです。
遅っ。。。って思うよね。。。
でも、実家付近の沿岸地域では地震の度に津波警報のサイレンがなり、夜などは一晩中鳴り続き結局「到達した津波は2cmでした」とか「すでに到達していました」とかで津波に対して反応がすっかり鈍化していたんです。
渋滞をUターンして戻り、空いている道を探すと、実家方面(渡/波)へ向かう道は車がなく普段よりも短時間で家に到着。
伯母は停めていた自転車で、五分の距離にある自宅へ帰り、母は車を丁寧に(!)車庫に入れ。
玄関を開けると立てかけていたスキーの板やら下駄箱の中身、壁にあった大きな姿見が積み重なっていたそうです。「片付け面倒~~~」と、割れたガラスをまたぎ部屋をみると座敷にまだ飾ってあったひな人形(2011/2/7の日記参照)が総崩れしてたそうです。ここで母は片付けスイッチが入って津波が頭から抜けてしまったそうです。
台所の惨状もひどく、落ちるものはすべて落ちてたそう。
足場からかたづけを・・・と思ったら父が帰宅。「逃げるぞ。貴重品バッグに詰めろ」の一言で津波を思い出した母。二階に上がり大きめのリュックをもって一階に戻りあれやこれや詰めていると「波が来たっ!!二階さ上がれ!!」と二階にいた父が叫んで母を呼んだそうです。父は玄関の吹き抜け上部のガラス窓から黒い波が押し寄せるのを見たそうです。
階段の踊り場で一階に水があっという間に入り込み、どんどん水位が上がって来て母が二階に上がりきった時には足元に水が。
慌ててベランダにでると見慣れた景色が一変、一帯が水没する寸前だったそうです。
そして追い打ちをかけるように大粒の雪が降って来ました。
実家の南、玄関やベランダが面している方向から波が瓦礫を押し流してきて、これはもう屋根に登るしかないと考える間もなく家がバリバリと音をたて流れてしまい。。。
さらに前から少年が乗った屋根がゆっくり近づいてきて・・・「あの屋根がぶつかったら一巻の終わり」と覚悟を決め少年を見続けていると、ほんの数メートル先で流れが変わり屋根と少年がそれて行ったそうです。「お陰で命拾いしたの~」と、母。
気が付けば本来南を向いているはずが西を向いていて、西隣りの幼馴染の家は跡かたもなくなっていて。
道路を挟んだ西側の魚やの二階の窓には西隣のおばちゃんが母の名を懸命に呼んでくれていたり、近所のおじさんが茫然としていたり。
不幸中の幸いで、実家は道路を挟んだ後ろのお宅にぶつかりうまい具合に刺さったので安定し、傾斜はあるものの雨風は凌げるので、難を逃れた衣類や布団毛布をかき集め暖をとり一晩過ごしたそうです。
震災2日目愚弟の友達が撮影
(その2)へ
すぐにはどうしたらよいのかわからず茫然としたそうです。
津波警報が聞こえたが、その放送はこれから起きるであろう事態の予想も全くできないような
ゆっくり、まったりしたアナウンスだったらしく「もう少し焦燥感を与えてくれる声色だったらもっと助かった人がいた」と母は言います。(でも、ゆっくりはっきりが基本なんだろうし・・・
母と伯母は「家が心配だからちょっと帰ってみる?」と自家用車に2人で乗り込み、父は翌日の出荷の段取りをして少し遅れてトラックで作業場を後に。
車中のラジヲから聞こえる緊張感あるアナウンサーの情報と、車同志すれ違った知り合いが「津波!でっけえの来るっつどっ!はえぐ逃げらいんっ!!」と血相を変えて叫び教えてくれたこと、信号が消え幹線道路がひどい渋滞で騒然としてる様子を見てようやく「ただ事ではない」と感じたそうです。
遅っ。。。って思うよね。。。
でも、実家付近の沿岸地域では地震の度に津波警報のサイレンがなり、夜などは一晩中鳴り続き結局「到達した津波は2cmでした」とか「すでに到達していました」とかで津波に対して反応がすっかり鈍化していたんです。
渋滞をUターンして戻り、空いている道を探すと、実家方面(渡/波)へ向かう道は車がなく普段よりも短時間で家に到着。
伯母は停めていた自転車で、五分の距離にある自宅へ帰り、母は車を丁寧に(!)車庫に入れ。
玄関を開けると立てかけていたスキーの板やら下駄箱の中身、壁にあった大きな姿見が積み重なっていたそうです。「片付け面倒~~~」と、割れたガラスをまたぎ部屋をみると座敷にまだ飾ってあったひな人形(2011/2/7の日記参照)が総崩れしてたそうです。ここで母は片付けスイッチが入って津波が頭から抜けてしまったそうです。
台所の惨状もひどく、落ちるものはすべて落ちてたそう。
足場からかたづけを・・・と思ったら父が帰宅。「逃げるぞ。貴重品バッグに詰めろ」の一言で津波を思い出した母。二階に上がり大きめのリュックをもって一階に戻りあれやこれや詰めていると「波が来たっ!!二階さ上がれ!!」と二階にいた父が叫んで母を呼んだそうです。父は玄関の吹き抜け上部のガラス窓から黒い波が押し寄せるのを見たそうです。
階段の踊り場で一階に水があっという間に入り込み、どんどん水位が上がって来て母が二階に上がりきった時には足元に水が。
慌ててベランダにでると見慣れた景色が一変、一帯が水没する寸前だったそうです。
そして追い打ちをかけるように大粒の雪が降って来ました。
実家の南、玄関やベランダが面している方向から波が瓦礫を押し流してきて、これはもう屋根に登るしかないと考える間もなく家がバリバリと音をたて流れてしまい。。。
さらに前から少年が乗った屋根がゆっくり近づいてきて・・・「あの屋根がぶつかったら一巻の終わり」と覚悟を決め少年を見続けていると、ほんの数メートル先で流れが変わり屋根と少年がそれて行ったそうです。「お陰で命拾いしたの~」と、母。
気が付けば本来南を向いているはずが西を向いていて、西隣りの幼馴染の家は跡かたもなくなっていて。
道路を挟んだ西側の魚やの二階の窓には西隣のおばちゃんが母の名を懸命に呼んでくれていたり、近所のおじさんが茫然としていたり。
不幸中の幸いで、実家は道路を挟んだ後ろのお宅にぶつかりうまい具合に刺さったので安定し、傾斜はあるものの雨風は凌げるので、難を逃れた衣類や布団毛布をかき集め暖をとり一晩過ごしたそうです。
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只今、ここに素敵家宝部屋を建設すべく勉強中。
***素敵ゾロ誕企画に参加させていただいちゃいましたv
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